鍼灸治療とは?
肩こり、腰痛、偏頭痛、冷え性、むくみ、倦怠感、不眠…。そんな体の慢性的な痛みや不調を、とりあえず薬を飲んでやり過ごす。
でも、またすぐにぶり返す…。そんなお悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。お薬の服用は、痛みを和らげる一般的な手だてですが、一時しのぎに過ぎません。
ずっと我慢している不快な症状を、根本的に治療してみませんか。人が誰でも生まれつき持っている治癒力を引き出し、自然な方法で健康を取り戻す。鍼灸がそのお手伝いを致します。
木村鍼灸院が出来ること
中医学は、人の体の内部の崩れてしまったバランスを優しく整え、健康を取り戻す古代からの伝統的な健康法です。木村鍼灸院では、鍼治療をはじめとする治療法で、患者様の来院時の症状を治療するだけでなく、全身の健康状態を総合的に改善していきます。さらに、患者様が中医学の知識をもとに健康でバランスの良い日常を送れるよう、具体的なアドバイスを致します。
当院では、安全で質の高い治療をお約束しています。また、個々の患者様のニーズにお応え出来るよう、きめ細かな治療方針をご提案しています。さらに、日本の鍼治療、伝統中医学 (TCM)、トリガーポイント (ドライ・ニードリング) 鍼治療を組み合わせ、患者様の症状に最適な治療を提供しています。
木村鍼灸院ではこれまでに、以下のような症状の治療に当たってきました。
- 慢性的な痛み
- 関節痛
- 不妊症
- 頭痛、偏頭痛
- 生理不順 等々
当院の治療法各種
鍼
カッピング
Gua Sha (刮痧・カッサ)
灸・もぐさ
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よくある質問
鍼治療とは?
鍼治療は、アジア諸地域で5世紀以上にわたって行われてきた中国の治療法です。極細の鍼を身体表面のツボに刺すことで生理機能を活性化します。鍼を挿入し刺激を加えることで、身体が本来持っている治癒能力を回復し、維持するのです。
鍼治療は、全ての生き物には「気」と呼ばれる生命エネルギーが宿っているという中国古来の理論に基づいています。このエネルギーは、「経絡」と呼ばれる「気」の通り道に沿って、身体中を巡っていると言われています。健康な身体の中では、「気」が、経絡に沿ってスムーズに流れているのです。この「気」の流れに乱れが生じた時、身体のバランスが崩れ病気にかかってしまうことがあるのです。
鍼治療のツボとは、経絡が皮膚の表面近くを通り、鍼が届きやすい浅い場所を流れている場所に位置しているとされています。
TCM式、KM式、APM式鍼灸とは?
TCM式鍼灸…Traditional Chinese Medicineの略で、北米で最も広く教授されている鍼治療の様式です。緻密な分析に基づき、体系的にまとまった鍼灸の様式で、多くの伝統様式をもとに1950年代の中華人民共和国で確立されました。
KM式鍼灸…世界的に著名な日本人鍼灸師、松本岐子(まつもと・きいこ)氏が、30年の年月をかけて確立した様式です。この様式は、氏が日本屈指の鍼灸師と共に経験した臨床経験に基づいています。KM 式鍼灸では、体系化された触診の技法を用い、そのフィードバックから患者の健康状態を即座に見極めることが出来ます。
APM式鍼灸…。トライステート・カレッジ・オブ・アキュパンクチャーの創始者であるマーク・シーム博士により確立された、鍼灸の現代的な解釈です。中国、フランス、日本の中世の鍼灸療法を基盤に、ジャネット・トラベル医師が確立した「ドライニードリング」の様式も取り入れています。この様式では、筋膜の収縮パターンの触診に重点を置いて診断します。
鍼治療はどのように作用するのか?
鍼の治療が具体的にどのように体に作用するのかは、100%わかっていません。しかし研究が進むにつれ、鍼治療で用いられる鍼針を刺すという行為やその他の技術が、人間の身体や脳に様々な効能をもたらしているらしいことがわかってきました。
ある説では、神経線維を刺激すると、その刺激の信号が脊髄を通って脳にまで届き、神経システムの中枢を活性化するといわれています。すると、脊髄と脳は、痛みを感じにくくし、全身の健康状態をも改善するホルモンを放出します。実際に、脳波を撮影した研究では、鍼には痛みに対するしきい値を上げる効果があることが確認されており、これが、鍼治療が長期間にわたり鎮痛効果をもたらす理由なのではないかと言われています。
また鍼治療は、血流をよくし、体温を上げ、白血球の働きを活性化することで免疫力が上がる効果をもたらす一方、コレステロール値や中性脂肪値を下げ、血糖値をコントロールしてくれるらしいということもわかってきました。
鍼治療は安全なのか?
鍼治療によるリスクは、皆さんがきちんとした資格を持つ鍼灸師を選び、殺菌された鍼針を用いた施術を受けられる限り、大変低いものです。一般的な副作用としては、鍼針を刺した部分の軽い痛み、少量の出血、内出血や腫れなどが挙げられます。現在では、施術には使い捨ての鍼針の使用が基本になっているので、感染のリスクは最小限に抑えられます。ただし、鍼治療が全ての方に適しているわけではなく、以下の症状をお持ちの方が施術を受けられる場合には特に注意が必要です。
- 出血障害のある方:鍼を刺した際の出血や内出血のリスクが高まります。また、血液希釈剤を服用されている方も同様です。
- ペースメーカーを装着されている方:鍼治療では、鍼を通して微弱な電気刺激を患部に加える場合があり、この電流がペースメーカーの働きを妨げる場合があります。
- 妊娠中の方:鍼治療の中には、陣痛を促進する施術法があると考えられており、早産のリスクが高まる場合があります。